「世孫の冊封」

書斎 ー 私的に学問を教える場所

平民から逆賊の子孫まで科挙の受験資格がない者に勉学の場の書斎を
作ったと聞かされたチョ・ジェホは、世子は破滅するまで突き進むおつもりか!と
ジェゴンに詰め寄ります。

ジェゴンは、これは破滅しないための実験なのです。平民に科挙を受けさせ合格者に
官職を与えると本当に国が混乱に陥るのか、父上と老論派の主張通り国が滅びることに
なるのか、もしくは よりよい国を作るための契機となるか確かめたいと世子は言っている。
私は見守りたいのですと説得します。

チョ・ジェホは、重心を集め、9歳になったイ・サンを世孫に冊封すべきだと英祖に進言します。

老論派のホン・ゲヒは、科挙で騒ぎを起こしたソンを責め大反対します。

そんな中、激怒した英祖はホン・ゲヒに不正の証拠を突きつけ、世孫冊封を主導しろと
要求します。

数日後ゲヒは英祖にお返事をしに参りました。世孫の冊封は私は主導いたしません。
世子様がお手元金を関西に送っています。その金は危険な輩の手に渡った恐れも…
王様の暗殺疑惑あった夜に急いで都を離れた輩がいました。関西のナ商団です。
世子様とつながっている可能性が高そうです…と告げます。

英祖は、私の息子が、私の暗殺を計画中の輩と通じていると?と聞きます。

ゲヒは、今 ミン・ウソプがお手元金を関西に運んでいます。キム・ハングに尾行させました。
今日中に誰の手に金が渡るのかつかめますと言います。

英祖はソンに、お前のお手元金を関西に送ったのか?と問います。

ソンは、平安道にいる監司に送金しました。昨年から飢饉により国中で
死者が続出しています。特に関西の被害が甚大です。しかし国の予算には限りがある
ため私のお手元金から捻出しましたと答えます。

英祖は、本当か?と聞きます。

ソンは、監司を呼んで確かめれば、本当かどうかすぐに判明しますと答えます。

英祖はゲヒに、許せんぞ…世子を陥れようとするとは…これは罷免ではなく死罪に
処しても足りないくらいだ。だが私は挽回する機会を与える。
そなたは賢いゆえ私が何を望んでいるか分かるはずだと言います。

ー2年後ー
世子はひどい腫れ物のため高熱を出します。

医官は英祖に、しばし公務から離れ、温泉は治療効果があると伝えます。

一方、世子嬪はソンが書斎を作っていたと知り、湯時に出かけたソンがいない時に
父親に相談します。

その話を盗み気聞きしていたゲヒの手下がゲヒに伝えます。

そんな中、書斎を討伐すると伝えられたソンは関西に自ら向かいます。

つづく
(感想)
世子嬪は悪気はないと思うけど、父親に相談したことで
老論派のゲヒに書斎がバレてしまったね。

世子嬪を巻き込みたくない気持ちは分かるけど、ソンは世子嬪に
理解を求めた方が良かったのにね(*^^*)

「暗殺計画」

英祖が新たな王妃を迎えることになり、宮中では親迎礼の準備が進められます。

一方、チョルチュは英祖が王宮の外に出る機会を狙って、暗殺を実行
しようと企み、ジダムに情報収集を依頼します。

そんな中、英祖は私がお前を守り、そしてお前はサンを守る…息子を守る
方法だけを考えればよい。そうすれば身の振り方について答えが出るだろうとソンに話します。

その頃、ジダムは親迎礼の行列の経路図をこっそり書き写していると、
ジェゴンが現れ見咎められます。

ソンはジダムに、なぜ行列の経路図を書き写していた?チョルチュか?と今晩は
ここから出てはならぬぞ!命じます。

暗殺計画を知ったソンは王宮を抜け出し、急いでチョルチュに会いに
行きます。

一方、ホン・ゲヒはソンが暗殺犯に会いに行ったのではと疑い、部下に
世子の尾行を命じます。

ソンはチョルチュに、これらの武器を何のために使うつもりだ…私の父
朝鮮の君主を暗殺するためか?暗殺を実行したければ先に私を殺せ!
さっさと殺すがいい!そんなに私が信じられないか?と聞きます。

チョルチュは、信じているから動くのです。我々は確信しています。
世子様が王になればこの国は変わると!と答えます。

ソンは、共に待とう!と共に耐えながら待とうと頼んだと説得します。

チョルチュは、王室で裕福に暮らしているから そんなふうに悠長に構えていられるのです。
我々にとって待つとはどういうことか…いつ捕らえられるかと怯え、行く当てもなく
根無し草のように放浪し寒さと飢えにさいなまれつつ 何の希望もなく ひたすら
耐え忍ぶということです。それでも世子様は罪のない我々に〝待て〟と?と話します。

ソンは、父上を殺せば私も父上と同類になる。そなたらの血で王座を守った父上の
ように私も敵の血にまみれた王座につくことになる。そんな汚れた王を君主として
仰ぎたいのか?それがそなたらの望みか?つらいのを不遇の民に同情する気持ちも
分かっている。だが暗殺では何も解決せぬ。計画を中止して都を離れろ。私が許可
するまで戻ってはならぬ。暗殺計画は露呈した!兵の出動を止めそなたを説得しに来たのだ。
だが与えられた時間は1時間。そなたたちが速やかに去らねば…鳴砂団員だけでなく
ジダムまでもが殺されてしまうだろう…そなたの望みは何だ?無謀な計画で犠牲者を
出すことではなかろうと必死に説得します。

一方、ホン・ゲヒとキム・サンノは、東宮殿のお手元金がウソプが関西へ行くたびに
支出があると気付き、何に使われているのでしょう?と
疑惑を持ちます。

ソンは、ミン・ベクサンに、関西に作った書斎を指導してくれと告げます。

つづく
(感想)
ソンが関西に作った〝書斎〟がホン・ゲヒとキム・サンノに、
暴かれてしまうんじゃない?

ソンの気持ちは分かるけど、世子の立場は危ういから、
自分が王位を継ぐまで待てばいいのに…でも英祖がいつまで
生きるのかは誰にも分からないしね…

「王妃選びの儀」

世子嬪はソンに、〝今後 平民に科挙の機会を与えることはない〟世子様の
このお言葉は本心からではありませんね…と聞きました。

ソンは、なぜそう思う?と聞き返します。

世子嬪は、分かります。世子嬪になって もう十数年…知りたくなくても分かるのです。
消し去ってください!即位後に期待するのもいけません。
平民にも機会を与え公平な世を作るという夢を心の底から諦めるべきです。
公平な国など朝鮮ではありませんと説得します。

ソンは、〝均〟身分の差がない公平な世。これが私の統治理念だ。揚げた
理念を実現する夢すら抱けないなら…と反論します。

世子嬪は、世子様が思い描く〝均〟の行く末は何ですか?両班と平民の
身分の差をなくし しまいには王室と平民の差もなくすのですか?と聞きます。

ソンは、もちろんだ。自ら除外するようでは〝均〟は実現できぬと答えます。

世子嬪は、平民と王室の差をなくすと?あり得ぬことです!と言います。

ソンは、そなたは両班になるため何か努力したか?してないだろう…私も同じだ。
王族になるために何の努力もしていない。おのずと世子になった。平民や賎民とて同じだ。
悪いことをしたせいで身分が低いのではないと話します。

世子嬪は、同意できません!と私には理解できません!王様や重臣も
きっと私と同じでしょう。世間は言うでしょう〝夢〟ではなく〝妄想〟だと…
妄想は捨てたと人々に分かるようにお示しください!そうして初めて世子の座が
安泰になります。私も元孫にも未来があることをお忘れなく…
と立ち去ります。

一方、キム・サンノとホン・ゲヒは英祖に、〝新たな王妃を迎えなければ、
世子の廃位に乗り出す〟と迫ります。

ソンは王を攻撃しないと責めるチョルチュに、世子の座を守らねば、
王の座につけないからだ。刀を使わずに世を変える。私を信じてもう少し待ってほしいと説得します。

そんな中、英祖は重臣たちを呼び集め、この2年間不在だった王妃を
新たに選ぶと告げます。

世子嬪は昭媛を王妃の座につかせないために、年頃の娘がいても家が貧しく
こちらの言いなりになる者をわ我々で探しましょうと父親に告げ、
昭媛に分かるように王宮に巫女を呼び、昭媛に打ち合わせ通り、どんなに
努力を重ねても男の子を授からない運勢だと言わせます。

そのことがあり、王宮では女官たちや内官たちが昭媛が男の子を授からないと
巫女に言われたウワサで持ちきりになります。

英祖は、王妃は両班の中から徳のある者を選ぶと告げます。

そんなある日、〝禁婚令〟が出るのでした。

チョルチュたちは、還暦過ぎて若い女をめとる気か…お迎えの日も近い
老体だというのにと呆れます。

英祖が世子の廃位を企む老論派から、世子様を守るため老論派の息のかからない者を
選ぶことにしたと聞いたソンは苦悩します。

ソンは、平民や賎民の学問所〝書斎〟を密かに建て、即位後に登用する
人材を育てたいとチョルチュに告げます。

チョルチュは、やる価値がありますと賛成し、借用書を書いてほしいと
頼みます。私が団長とはいえ、商団を好き勝手には出来ません。資金を
使う時 書面に残す必要がありますと言います。

ソンは、私の身元が知られたどうする?と聞きます。

チョルチュは、世子様の筆跡だとは気づかれません。名家の子息と思われる
くらいですよと答えます。

ソンは、分かった。借用書を書こうと言います。

しかし、チョルチュの思惑は、ソンの即位を早めるため王様の暗殺を企んでいたのでした。

一方、王妃の座に、世子嬪が選んだ娘が決まります。

つづく
(感想)
ソンは、父王よりも平民たちを選んだんだね…
英祖はソンの息子サンを可愛がっていて、世子嬪にソンとサンを守ると
約束したの。英祖は心からそう思っているのかしら?