「地位などいらぬ」

イ・ジョンソンは科挙試験場の門を開け、科挙を受けたい者全員に機会を与えよう!
と平民に叫び入れます。

ソンは、平民の直訴を受け入れ受験の機会を等しく与えようと宣言します。

これを知った英祖は、御営大将のホン・ボンハンを呼び、兵士を送って試験を
やめさせるように指示します。

一方、チョ・ジェホはジェゴンに、昨晩 ジョンソンが夜が明けたら長い旅に出るつもりだ。
朝廷には戻らぬだろう…平民の受験を認めるという世子様に賛同する。世子様のお考えは
あまりに型破りで無謀だと言わざるおえない…世子様は まだ20歳を過ぎたばかりだ。
いずれは万民の父上となり君主となられるお方だが、年が離れれば理解し合えぬもの。
若者の本質を見極め助けるのが年配者の役目だ。私が旅立ったら次はそなたの番だ。
無謀だと思っても世子様を助けよと最後の頼みだと言われたと打ち明けます。

ボンハンが兵士を連れて行くと、ジョンソンが平民の先頭に立ち、帰れと
立ち向かいます。

試験会場の前で兵士が民を殴り殺していると噂が立ちます。

ジェゴンはボンハンに、民が押し寄せています。いくら王様のご命令でも
民に暴力を振るっては深刻な事態に…と説得します。

ジェゴンは、王様を説得するから、民を鎮圧するのはやめるように言います。

ボンハンは兵士にやめるように指示します。

ジェゴンは英祖の説得にあたります。

英祖はソンに、平民の合格は認められん…お前の手で白紙に戻せ!と命じます。

ソンは、それはできませんと拒みます。

英祖は、騒動を起こしたのはお前ではない!イ・ジョンソンが門を開けたため、
お前はやむを得ず承諾した。余計なことを言うな!と怒ります。

ソンは拒みます。

英祖は、士農工商 身分の秩序が国を支えている。たった数人平民が合格したぐらいで
覆せるものではないと言います。

ソンは、なぜ そこまで頑なに隔てようとされるのですと聞きます。

英祖は、身分の秩序が乱れれば その次は王室が滅び、王室が滅びれば
この国が終わる!と言います。

ソンは、飛躍しすぎでは?と聞きます。

英祖は、飛躍なものか!君主としては当然の心配だ!これが最後の機会だ!
イ・ジョンソンを処罰し平民に与えた官服もお前の手で破り捨てろ!と命じます。

ソンは、できません!お断りしますと答えます。

英祖は、どうしても譲らぬと言うなら、世継ぎの地位を奪うほかないと
告げます。

ソンは、私に忠義を尽くした臣下を見捨て この手で民の望みを断ち切らねばならぬなら、
地位など要りません!と答えます。

ジェゴンは英祖に、正子の廃位はなりません!私が世子様を説き伏せて
みせます。少しだけ時間をください。もし失敗したらこの命を王様に差し上げますと懇願します。

翌日、ジェゴンに時期尚早と説得されたソンは英祖に、ジョンソンを
僻地に配流いたします。平民に与えた官服も私の手で回収し合格を取り消しますと告げます。

チャン内官は弟のドンギに、世子様が廃位されてしまうことを話し、
官服を返すように話したのでちょっとしたのでした。

ドンギたちは、世子様が即位される日を待ってます。その日が来たら
駆けつけますゆえ、またお与えくださいと話します。

つづく
(感想)
ソンが廃位されたら、元もこうもないものね。
しかし、英祖って肝っ玉の小さい王様だわ!

「民との約束」

英祖はソンを呼びつけ科挙の規定を元に戻せと命令しますが、
ソンは、両班を盾ににしなければ民に侮られる王室などいっそなくなれば
よいのです。王室の権威は民の支持と信望を得てこそ輝きを放つのでは?
今こそ賢明な判断を下すべき時ですと言い争いになります。

今すぐ白紙にするのだ!と命じる英祖にソンは、それは無理ですと告げるのでした。

英祖は、礼曹判書のイ・ジョンソンを罷免しミン・ペクサンを後任に
任命します。

一方、チョルチュはソンの前に姿を現し、平民が科挙を受験する方法、
それは人事の失敗を理由に王様を攻めることを提案します。

ソンは、私は何としても平民に受験の機会を与えたいと答えます。

チョルチュは、では我々にも協力させてくださいと言います。

ソンは、しかし1つ疑問がある…老論派が不正を働くとどうやって知った?と聞きます。

チョルチュは、それは紙がきっかけです。ミン・ペクサンが礼曹判書に
なってから上質紙の注文が急増しました。厚みや色はもちろん よく見れば
風合いまで通常の紙と異なります。上質紙を使うのは権力者の子弟。
試験官にそれを見分けて手心を加えます。老論派の子息は礼曹が指定した店で紙を
買う段取りになっているとか…と伝えます。

ソンは、その店が分かれば…と言います。

チョルチュは、まずは一歩前進するでしょうと答えます。

その頃、キム・サンノは英祖に、王妃様が死んで2年経ちます。長い間王妃の座を
空けてはなりません。そろそろ新たな王妃を迎えて嫡男の世継ぎを抱くべきだと進言します。

英祖は、なぜ新たな王妃に王子を生ませろなどと?と問います。

サンノは、世子様の作る挑戦は危険だからです。身分秩序を崩すことは
国の崩壊をも意味します。世子様がお考えを貫き通しても王位を継がせるのですか?と聞きます。

英祖は、考えを曲げさせると答えます。

サンノは、意地を張ったら どうします?それでも王位は世子様に継承されます。
他にいないからです。どうか新しい王妃を迎えご嫡男をお作りください。それが
この国を守る唯一の道ではありませんかと進言するのでした。

一方、側室の昭媛はサンノを呼びつけ、自分を王妃にしてくださいと頼み、
東宮殿に怪しい女官がいる。世子が外から連れ込んだ女だと私は推測していると密告します。

サンノは、怪しい女官はジダムではないかと疑います。

そんな中、ソンはジダムを秘密の扉の部屋へ案内します。

ソンはジダムに、お前の父親の命は守れなかった。だが 彼の手で作られ
世間の人々を笑わせ 泣かせる本だけは救いたかった…お前に渡せたらと…
と話します。

ジダムは父の作った本を見て涙を流します。

ソンはジダムに、手紙を世子嬪の母上に渡せ。それとチョルチュの所へ行ってこい
喜ぶだろうともう1通手紙を渡します。

そんな中、英祖は、礼曹から問題が流出したとの情報が入ったそうです。
公正な試験を行うために、世子様ご臨席のもと行うのも悪くないかと進言されます。

英祖は、そうしろと承諾します。

一方、ソンは意図を悟られぬよう平民を試験会場に集めねば…と
チャン内官の弟ドンギに、世子に直訴するように告げます。

そこに、ジョンソンが現れ、世子の代わりに平民に門を開けるのでした。

つづく
(感想)
ソンはジョンソンに迷惑がかからぬよう、隠居するように手紙を
書き、ジョンソンはソンを守るために自分犠牲になるんだね…>_<…

「世子の挑戦」

英祖はソンに、殺さず生かす政治にすると言っていたな。お前の大きな志に
感銘を受けた。だが臣下がそれを受け入れるかどうかが心配だと話します。

ソンは、彼らを説得するのが私の務めですと答えます。

英祖は、お前が説得し 私が牽制する。私が持っている庶務の決裁権を
お前に譲ろう。だが人事と外交 軍事に関する決定権は私が持ち続ける。
お前の志を折ろうとする者。むやみやたらに反対する者 そのような臣下は
人事権を行使して牽制する。お前が臣下と争いさえしなければその必要も
ないが…励むがよいと告げます。

ソンは、全力を尽くしますと答えます。

一方、少論派のイ・ジョンソンは朝会で〝3年前の逆賊の家族を赦免
してほしい〟と訴えますが、ソンは事件について再論する気はないと断言します。

チョルチュはソンの政治を密かに期待しているのですが、これを知って
失望します。

そんな中、チャン内官の弟が、両班の替え玉として科挙を受けた罪で逮捕され、
役人に賄賂を渡せば命だけは助かるからとお金を貸してくれとチェ尚宮に話します。

そこに、ソンが現れ、何の話だ?大金がいるようだが何に使うのだ?と聞きます。

チャン内官はソンに理由を話しますが、自分で何とかしますと出て行きます。

ソンはチャン内官の弟に会い、食事差し出し、理由を教えてくれ!
なぜ科挙に臨んだのか。正直に話してくないかと聞きます。

チャン内官の弟は、官服を着たかったんです…官吏になることを夢見ました。
笑われるかもしれませんが世の役に立ちたかったんです。民を助けて
称賛されたい。そうして生きた証しを残したい。私には許されない夢なのですか?
平民の私は夢を見られませんか?と話します。

ソンは、そんなことはない。ドンギと言ったな…共に道を探ろう。
チャン・ドンギという本名のままで科挙を受けられる道をと言います。

ドンギは、そんな道があるのですか?と聞きます。

ソンは、なければ新しい道を開けばよい!と答えるのでした。

ソンはドンギの話を聞いて、権力と政治が何のためにあるのか忘れていたと
気づかされ、私の民なら誰であろうと身分の差に関わらず抱いた夢を
実現する機会を与えたいと思います。

大監はソンを訪ね、世子様の目指す道はまさに茨の道。すべての臣下が
猛反対するでしょう。世子様が想像する以上の反発が起こります。ご乱心と
言われるやも。しかし私は こう思いました。民を政治の中心に考える
世子様の志は美しく貴いと。ですから私も共に乱心して戦いますと協力を約束するのでした。

ソンは臣下を集め、来月の式年試から受験資格を大幅に広げようと思う。
受験する資格を儒学校に通う両班の子息に限らず平民の男子にも与える
つもりだと宣言します。

臣下たちは、なりません!長年の伝統を覆すおつもりですか!と反対します。

ソンは、朝鮮の開国当時 平民にも受験を許可した前例がある。ご先祖様の決定も
伝統を覆し秩序を乱すものだと?と聞きます。

話を聞いた英祖はソンを呼びつけ、なぜ無茶な真似をしたのだと咎めます。

ソンは、父上の教えに従っただけです。均役法に心血を注いだのは、
〝均〟〝民は身分の差なく等しい〟どこが無茶なのですか…
均役法に心血を注いだのは 身分の差なく 平等に暮らせる国を作るためでは?と言います。

英祖は、選ばれし両班たちが国を支配する。農民は土を耕し 商人は売り買いをし
職人は物を作る。身分に合った暮らしこそが太平の世のあるべき姿だと告げます。

ソンは、農民や商人の優秀な者が国を動かし、両班がのうぎょうや商いをしても
よいのですと答えます。

英祖は、それでは秩序が保てぬだろう。身分制度をひっくり返したら
民はどうする?奴らは王室を狙ってくる。王室を侮り否定してくるのが分からんか!
と腹を立てます。

ソンは、そんな王室に存在の価値はありません!両班を盾にしなければ
民に侮られる王室などいっそ なくなればいいのです!と告げます。

英祖は、お前は…王室が滅びてもよいと?と怒鳴ります。

つづく
(感想)
ソンは英祖に刃向かっていくことに。
大丈夫かしら?