「親政再開と均役法」

英祖はソンに、お前を連れて行きたいところがあると、英祖の生母チェ氏
の墓に連れて行き、息子を連れてきましたと挨拶します。

英祖はソンに、母上の手はひどく荒れていた…父上の寵愛を受ける前は
下女だった。王宮で水くみや雑用を引き受ける女それが下女だ。私は
そんな母上を恥じていた。下女という出自も嫌だったし 下女のままでいれば、
まだ よかったが わざわざ私を産んで母子共々蔑まれる道を選んだ…
全てが嫌だった。ある日のこと…母上に荒れた手で初めて 叩かれた。
叩かれた私より母上の方が悲しそうに泣いておられた。でも私は心を改めず母上を
悲しませることばかりしていた…祝言を挙げ王宮を出るとなった時私の心は
晴れ晴れとして実に清々しい気持ちだった〝王宮など二度と戻るものか〟とつばを
吐いて王宮を出た。

それなのに…嫌だったその王宮に戻るしかなくなった…次期国王に指名されてな…世弟。
王の弟が国の未来を託されたのだ。私の母は 兄上の母を
死に追いやったというのにな…その世弟の座が どれほど地獄のような座か
お前には分かるまい下女の息子が王になるなど笑える話だ…常に見下されていた。
その上 私を世弟に推したのは兄上と対立する老論派だったから、
疑われた…妬まれた…ついには刺客まで送り込まれた〝王の座が欲しくて、
王宮に転がり込んだ恥知らず〟〝いいきみだ〟〝死ぬがいい〟私はな
生き残るために王になるしかなかったのだ。私は いい王になりたかった。
私は民に1日3度腹一杯食わせたかった。だからな均役法だけは心を込めて
この手で作り上げ公布したかった…

だが いまだに、党争は続き私は両者の仲裁に追われる日々だ。いたずらに時を
過ごすうちに年を取ってしまった…私に残された時間は どれほどだろう。
均役法の完成は見られるだろうか…と話します。

ソンは、何を悲観されるのです。父上は やり遂げられます。均役法の完成後も
長生きされて さらに立派な業績も数多く残されるでしょうと答えます。

英祖は、そう言ってくれるか。この父はまこと励まされたぞ!ソン…
均役法が完成して公布されるまで私自身の手で政治を動かしたいのだ…
お前は私のそばに立ち父を支えてはくれぬか?どうだ やってくれるか?と
聞きます。

ソンは、父上のご命令に異論などございません。仰せのとおりに私は父上の
おそばで誠心誠意 お手伝いいたしますと答えます。

英祖は、礼を言うぞ ソンよ!と抱き寄せます。

親政を始めると聞いた世子嬪は、言動を慎みください。世子様の座が
揺らげば、息子サンの立場も危うくなるのですと話します。

ジェゴンは、世子様の全権力を失われた今、竹波の正体を突き止めたと
知られたらどうなるでしょうかと忠告します。

ソンは、均役法だ。息子の疑いから逃れたくて父上は祖母の墓で、均役法を
理由に懇願してきたのだ…父上が今まで均役法制定に向けてかけられてきた思い
そこに偽りはない…私の知る父は 王様の食事と思えないほど
質素な膳と綿の服を好む倹約家の君主だ。早朝から深夜まで仕事に没頭する勤勉な君主。
その父上が生涯かけて達成を願ってきた夢…それは自ら
均役法を制定し公布することだ。私の疑いを打ち消すために…
もし私が世子ではなく、父上と同じ世弟の立場なら署名を拒めただろうか…
しばし判断を保留にしたいと話します。

英祖とソンは均役法の公布を目指し力を合わせますが、両班たちが王に
均役法を考え直すように直訴し英祖は倒れそうになります。

一方、少論派のシン・チウンは旧知のソ・ギュンを訪ね、連判状の存在を
民に知らせるべきだと告げます。

その頃、キム・テクは本を書いたのは娘の父親ソ・ギュンだと知ります。

ソンはジェゴンから本を見せられ、巷では大騒ぎだと知らされます。

本を書いた者も読んだ者も殺せと命じる英祖に、ソンは30年前先王を
殺してでも権力を欲した大一党会盟。その連判状に父上の号 竹波が…
父上がご署名されたのですか?と問い詰めます。

つづく
(感想)
英祖は自分の身を守るため、実の息子ソンを押さえつけようと
必死だね…

「竹波の正体」

亡きフンボクの汚名が晴れ、身分を回復し、家族は自由の身になります。

英祖は事件解決に尽力したジダムに、褒美を遣わすから望みがあれば言うがいいと聞きます。

英祖は、そうか 女官にしてもよいな。ソン お前はどう思う。この娘が気に入ったなら
お前の側室に迎えるか?と聞きます。

ソンは、いいえ…父上と答えます。

英祖は、なぜ断るのだ。お前の好みではないのか?と聞きます。

ソンは、私が未熟なせいで今いる家族さえ十分に労ってやれず 心苦しく思っています。
ですから側室には迎えられませんと答えます。

英祖は、私としたことが…世子嬪の気持ちを察してやれなかったと笑い
気を悪くしたかな?と聞きます。

世子嬪は、いいえ。王室の繁栄が国の繁栄の礎ですから当然のことですと
答えます。

英祖は、世子は もう操作の真似事などせずに 政治に専念するようにしろと
話します。

そんな中、ソンはチョルチュを訪ね、ムンス先生に雇われいたと聞いて…
会いに来たと話します。

チョルチュは、私も世子様にお会いしたく思っていました。煙管に入っていた文書の
行方を知りたいんですか?と聞きます。

ソンは、教えてくれるか?と言います。

チョルチュは、私がムンスに渡しました。でも今は お持ちではないはず。
もしムンスがお持ちなら私も世子様もここにはいないでしょうと答えます。

ソンは、なぜ私に打ち明けててくれるのだ?と問います。

チョルチュは、誰かが正すべきだからです。民の命が一枚の紙切れより
軽く身分の低い者は虫けらも同然。そんな汚れきった国は誰かが変える
べきでは?と話します。

ソンはムンスに、〝私は真相が知りたい〟〝正義のために真相を暴いてほしい〟
とお願いしたはずです。先生まで真相を隠すのですか?なぜ私に
文書のことを伏せたのです。連判状だから…君主替えの決意書だから?と聞きます。

ムンスは、なぜそれを…と答えます。

ソンは、質問に答えてくださいと言います。

ムンスは、誰に聞いたのですか?と聞きます。

ソンは、先生は私に言いましたね。〝真相を知りたいなら私さえ信じてはならない〟
と私はその教えに従います。連判状を手に入れて見せます。
先生にはこの戦いで私の馬になってもらいますと宣言します。

ムンスは、なりません!今はまだ 世子様に勝ち目はありません!まずは
力を養い…と言います。

ソンは、何を恐れているのですか?私と同じ理由ですか?君主を替える
ための連判状に父上が関わっていたのかと聞いているのですと迫ります。

ムンスは黙り込むのでした。

一方、英祖はソンが甲辰年の記録を捜していると聞いて動揺します。

ソンは竹波の正体を確かめるためにキム・テクへの攻撃を開始します。

英祖はムンスに、今 最も深刻な問題は世子がこの私を試したという事実だ。連判状を
見たとしても原本ではなく写本に過ぎぬ。ならば〝父王を陥れようとする者が作った
怪文書だ〟息子ならそう考えるのが道理ではないか?だが世子は父親を疑いおった。
さらにキム・テクの弾劾を口実に私を試したのだ。試したなら答えをやらんとな…と話します。

シン・チウンら少論派はソンを後押しすることを決め、世子の教育を担当する官庁に
キム・テクの弾劾案を発議するよう指示します。

一方、世子は、竹波が図にあって図にないも者。絵の中にいても描かれていない者。
絵の中に決して描いてはらぬ者…この国の君主…私の父だと驚愕します。

つづく
(感想)
世子は父親が竹波だと確信したね。まさか父王が黒幕とは思ってもみなかったんだね。

英祖は世子には暴君に、民には聖君になろうとムンスに宣言したのは自分を試した世子が
自分を陥れようとしたと思ったからよね(*^^*)