「父を倒したい」

英祖はソンに、いまいましい連判状が息子に渡った。今後は息子の顔色を
うかがって政治を動かせと?と聞きます。

ソンは、いいえ。私は相手の弱みを握って利用する卑劣な政治など行いませんと
英祖の目の前で連判状を燃やし〝あなたは私の政敵です〟と言い放ちます。

ソンは、連判状を燃やさず父上の敵になると宣言したらどうなるか…
選択肢は戦のみ。戦となれば父上が殺した臣下や民と同じくらい…いえ
それより多くの命を奪わなければ終えられなくなります。殺さず生かす
政治。戦ではなく真の政治がしたいのですと話します。

英祖は、〝戦ではなく政治〟か…ほざきおって!私が死ぬまでお前には
政治は許さんと告げます。

ソンは、息子が怖いのですか?息子に権力を与えたら自分が倒されるから
政治はさせないと?今は父上の勝ちです。ですが いつまで勝ちが続くで
しょうか。予測不能なのが政治であり権力の動向ですと言います。

英祖は、そうだな。かかってこい!死んでもいい覚悟でな!と答えます。

ソンは、全力を尽くす所存ですと宣戦布告します。

翌日、英祖はジェゴンを呼びつけ、今から正式に親政体制へ移行する。
重臣を残らず集めよ!それから私の意向を世子にはっきり伝えよ!と命じます。

英祖はソンの代理聴政を終了し、権限を全て剥奪し、国政の場であった
時敏堂は閉鎖し、世子は東宮殿で義務のみを果たし、〝軽挙妄動を控え
謹慎せよ〟と王命を出します。

ムンスは亡くなります。

ー3年後 (英祖35年)
ソンはキム・テクに接近し、政治の師匠と仰ぎ、真の政治を学びたいと
申し入れます。

そんな中、ソンはキム・テクの孫キム・ムンら老論派の子弟たちを引き
連れて、妓楼に向かいます。

ソンは英祖の呼び出しも無視して遊興にふけっていると、妓生になった
ジダムが現れます。

ジダムは源氏名をピンエと変え、真実がすべてと信じていたジダムは
3年前父と共に死んだのです。他にも死んだ者がいたようですわ。
〝民を自分の命は同等だと思うべきだ〟そう熱弁した世子様もこの世に
いないようです。生きていれば老論派の子息と妓楼で暇つぶしをする時間は
ないでしょうから。私に何をお望みですか?お望みなら床の相手をいたします。
さっさと済ませて帰ってくださいと話します。

ソンは、すまない 日を改める…と帰ります。

一方、英祖はジェゴンに、〝いずれは私が王位に就く〟と世子は
キム・テクにくっついて私を倒す方法を学んでいるのであろう。
キム・テクはもとより重臣の奴らをどのように負かすか考えないとな。
何か妙案はないか?と聞きます。

ジェゴンは、ありません。3年前パク・ムンスら少論派の重臣を朝廷から
一層した時この事態を覚悟なさるべきでした。牽制する者がいなければ
老論派の暴走は止められませんと答えます。

英祖は、私が墓穴を掘ったと言うのか?けしからん物言いだと機嫌が悪くなります。

ジェゴンは、王様の命令とあらば、いつでも職を辞し都を去りますと言います。

英祖は、いや…その実直さが気に入った。失うものがない者のまっすぐな
心だ。言いたいことを続けよと命じます。

ジェゴンは、王様の言動には同意できない点もありますが、政治力と多くの
業績には尊敬しております。正しい理念を再び示せば慕う者はいます。
かつて揚げた貴い理念をお忘れですか。生き延びた少論派を呼び戻して
不偏不党の朝廷を築き上げるべきでは?と進言します。

そんな中、清の使臣団が国境を超えたと伝えられ、理由は清の漁船を朝鮮の
水軍が攻撃したと報告されるのでした。

英祖はソンを呼びつけ、政治に復帰する気はあるか?と聞きます。

ソンは、ありますと答えます。

英祖は、それならばこれを解決せよ。どんな方法でも清の使臣を説得するのだ!
ただし戦を起こす口実を与えるな。朝鮮のこくえきを損ねてはならぬ。できそうか?
この問題を円満に解決できれば何も言わずに代理聴政を認めてやろう。だが
失敗したら世子の座を降りる覚悟をせよと言います。

ソンは、引き受けますと答えるのでした。

つづく
(感想)
英祖がずるくて、息子のソンが可哀想になるな…
本当の親子なのに、ソンは可愛くないのかしら?

ジダムは父の仇を討つために、妓生になって戻ってきたんだね