「世子の挑戦」

英祖はソンに、殺さず生かす政治にすると言っていたな。お前の大きな志に
感銘を受けた。だが臣下がそれを受け入れるかどうかが心配だと話します。

ソンは、彼らを説得するのが私の務めですと答えます。

英祖は、お前が説得し 私が牽制する。私が持っている庶務の決裁権を
お前に譲ろう。だが人事と外交 軍事に関する決定権は私が持ち続ける。
お前の志を折ろうとする者。むやみやたらに反対する者 そのような臣下は
人事権を行使して牽制する。お前が臣下と争いさえしなければその必要も
ないが…励むがよいと告げます。

ソンは、全力を尽くしますと答えます。

一方、少論派のイ・ジョンソンは朝会で〝3年前の逆賊の家族を赦免
してほしい〟と訴えますが、ソンは事件について再論する気はないと断言します。

チョルチュはソンの政治を密かに期待しているのですが、これを知って
失望します。

そんな中、チャン内官の弟が、両班の替え玉として科挙を受けた罪で逮捕され、
役人に賄賂を渡せば命だけは助かるからとお金を貸してくれとチェ尚宮に話します。

そこに、ソンが現れ、何の話だ?大金がいるようだが何に使うのだ?と聞きます。

チャン内官はソンに理由を話しますが、自分で何とかしますと出て行きます。

ソンはチャン内官の弟に会い、食事差し出し、理由を教えてくれ!
なぜ科挙に臨んだのか。正直に話してくないかと聞きます。

チャン内官の弟は、官服を着たかったんです…官吏になることを夢見ました。
笑われるかもしれませんが世の役に立ちたかったんです。民を助けて
称賛されたい。そうして生きた証しを残したい。私には許されない夢なのですか?
平民の私は夢を見られませんか?と話します。

ソンは、そんなことはない。ドンギと言ったな…共に道を探ろう。
チャン・ドンギという本名のままで科挙を受けられる道をと言います。

ドンギは、そんな道があるのですか?と聞きます。

ソンは、なければ新しい道を開けばよい!と答えるのでした。

ソンはドンギの話を聞いて、権力と政治が何のためにあるのか忘れていたと
気づかされ、私の民なら誰であろうと身分の差に関わらず抱いた夢を
実現する機会を与えたいと思います。

大監はソンを訪ね、世子様の目指す道はまさに茨の道。すべての臣下が
猛反対するでしょう。世子様が想像する以上の反発が起こります。ご乱心と
言われるやも。しかし私は こう思いました。民を政治の中心に考える
世子様の志は美しく貴いと。ですから私も共に乱心して戦いますと協力を約束するのでした。

ソンは臣下を集め、来月の式年試から受験資格を大幅に広げようと思う。
受験する資格を儒学校に通う両班の子息に限らず平民の男子にも与える
つもりだと宣言します。

臣下たちは、なりません!長年の伝統を覆すおつもりですか!と反対します。

ソンは、朝鮮の開国当時 平民にも受験を許可した前例がある。ご先祖様の決定も
伝統を覆し秩序を乱すものだと?と聞きます。

話を聞いた英祖はソンを呼びつけ、なぜ無茶な真似をしたのだと咎めます。

ソンは、父上の教えに従っただけです。均役法に心血を注いだのは、
〝均〟〝民は身分の差なく等しい〟どこが無茶なのですか…
均役法に心血を注いだのは 身分の差なく 平等に暮らせる国を作るためでは?と言います。

英祖は、選ばれし両班たちが国を支配する。農民は土を耕し 商人は売り買いをし
職人は物を作る。身分に合った暮らしこそが太平の世のあるべき姿だと告げます。

ソンは、農民や商人の優秀な者が国を動かし、両班がのうぎょうや商いをしても
よいのですと答えます。

英祖は、それでは秩序が保てぬだろう。身分制度をひっくり返したら
民はどうする?奴らは王室を狙ってくる。王室を侮り否定してくるのが分からんか!
と腹を立てます。

ソンは、そんな王室に存在の価値はありません!両班を盾にしなければ
民に侮られる王室などいっそ なくなればいいのです!と告げます。

英祖は、お前は…王室が滅びてもよいと?と怒鳴ります。

つづく
(感想)
ソンは英祖に刃向かっていくことに。
大丈夫かしら?