「夢を託して」

英祖はソンに、世継ぎの地位から降りよと退位を迫ります。

ソンは、それはできませんと答えます。

英祖は、お前は逆賊の見なされていると言います。

ソンは、誤解ですと答えます。

英祖は、なぜ兵士を養成した?と聞きます。

ソンは、養成などしていませんと答えます。

英祖は、否定しても何も変わらんぞ。書斎を作って官服を着る資格のない奴らを集めた
〝将来 登用するため〟そう説明した時点で廃位は免れん。だが逆賊の汚名は注いで
おかねばならん。逆賊のままではお前の息子 サンに王位を継がせられないからな。
いいか…お前は書斎を作った罪の身を償え…責任を取って自分からその座を降りればよい。
その他は全てナ団長の仕業だ…兵士を養成して書斎の奴らを逆賊の思想に染めた罪はナ団長に
かぶせると言います。

ソンは、それはできません…と答えます。

英祖は、それ以外に息子のサンを守る道はない…そしてお前が生きる道も
これしかないのだ…と言います。

英祖はジェゴンに、ソンに世子を降りる決意をさせよと命じますが、
ジェゴンは辞職を願いを出ます。

英祖はジェゴンに、辞職したいだと!この状況でそなたが辞職したら どうなる?
私の気持ちが分からぬのか?と腹を立てます。

ジェゴンは、存じております…息子を見捨てる理由や、君主としてそう
決意された理由は私にも分かる気がいたします。

しかし 父の意向に従えない息子の気持ちも分かるのです。そのため私は王様の
命令と世子様の命令どちらにも従えません…官職についてから20年そのほとんどの
時間を世子様に仕えて過ごしました。その世子様を降ろすことなど到底できませんと告げます。

英祖は、誰にも任せずに私自らが手を下さねば…まずは世子の手足を切れと命じ、
ミン・ウソプを逮捕し、チョ・ジェホとチャン内官を流刑します。

世子嬪はソンに、廃位をお認めに…世子様の罪を他の者に出来るだけ
かぶせて廃位で丸く収めるのです。ご決意なされば私は従います。罪人の身となり
死ぬまで塀の外に出られず ひたすら四角い空を眺めて暮らすのも構いません。
過酷な囚人暮らしに耐えるのが世子様の運命ならば私も喜んで耐え抜くつもりです。
ですが子供は別です!サンだけは危険な目に遭わせてはなりません。王妃になり
国母として崇められる夢は今を最後にきっぱりと諦めます。ですが君主の母次期国王の母と
なる夢は諦めたくないのです。その夢まで捨てろというなら、私は世子様を絶対に
許さないでしょうと告げます。

都に戻ったミン・ペクサンは、私の命と引き換えに息子の命を助けて
ほしいと遺書を残し自害するのでした。

そんな中、老論派は英祖に、ソンを殺せと詰め寄り、世孫さんまで廃位しようと目論みます。

一方、ジダムはソンに、このまま おめおめと殺されるのを待つのですか?
夢はどうなります?民と交わした約束はどうするつもりですか…
団長は〝今こそ世を変える時だ〟と…鳴砂団の精鋭が都に戻って来ましたと伝えます。

ソンはジダムに、蜂起が成功し、生き延びたら私は息子に言い訳をせねば
〝生き延びるために仕方なく敵を皆殺しにしたのだ〟と言い訳する父親になる。
そして 私を慕う民にとって非情な君主になる。反対する者を武力で抑圧するからだと
ナ・チョルチュに伝えろと手紙を渡し〝蜂起は取りやめにする〟とな!と告げます。

ソンは英祖を殺そうとしているチョルチュを殺します。

英祖はソンに、これでよい…丸く収まる…ためらうな。私を斬れ…権力は
そうして握るものだ!私が逝ってお前が残る。父親が先に死んで子供が
後に残るものだ…それが天の理だ…やめるな!刀を握れ!と言います。

ソンは刀を捨て、苦しむのはおやめください…今こそ私が去るべき時なのです。
刺客の狙い通り私が父上を殺して王座を手に入れたら歴史が繰り返してしまいます。
敵を殺して王座を得る負の連鎖を断ち切らねば…虐殺を指揮した手で未来を作るのが
どれほどつらいことか…誰よりも父上がご存知でしょう?と見つめ合います。

英祖はうなずきます。

ソンは米びつの中に入れられ死にます。

ソンはサンに〝私はもうすぐ死ぬ。だから お前は私の仇を討ってくれ。
私の仇を討つために王宮の最も美しい場所に書斎を建てよ。そして身分の差なく
人材を集め夢を実現させよ。そうすることこそが私の仇を討つ最善の方法なのだ〟
と遺言を書きます。

サンは英祖から王位を継ぎ、杢章閣(正祖が設置した人材育成期間)を
建てたのでした。


(感想)
〝イ・サン〟を見てから、〝秘密の扉〟を見たら面白いかもね〜
ソンがなぜ殺されなければならなかったか分かったわ。